上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「はい? 何のご用でしょうか~?」
良男は店を掌る男の権威をあらわすといわんばかりに、してやったり顔で答えた。
「面接を受けに来たのでございます。」
少年はそう返答した。きっぱりとした声音である。
「では、こちらへどうぞ」
良男が少年を誘導する。後ろからのその眼差しは、しっかりと少年の尻に向けられている。
立場上、”それ”が使いモノになるのかどうか鑑定しなければならないのだろう。じゃなければ私だって同じ雄のケツなど頼まれても拝みたくない。
キャッシングが料金発生するなら別であるが。
良男は妙にソワソワとした素振りを見せている。
少年の性未分化な中性的な曖昧さからうまれる、ある種のフェロモンにヤラレテしまったのだろうか?
二人は向かい合ってテーブル席に腰かけた。
ホストの採用面接である。
辺りはかなり夜の闇が迫り暗くなっていた。
暗がりの中に、康子の白い肌がぼんやりと浮かび上がっている。
女の修羅とでも言えばいいのだろうか。
私は恐ろしくなって、そろそろ腹も減ったので縄張りへ帰ろうかと考えた。
すると、聞き捨てならない衝撃的な発言が暗がりの店内に響き渡った。
「研修は店長様と”共同作業”するのでございましょうか??」
良男は答えた。
「俺とヤりたいか?」
「ヤりたいのでございます。」
少年は研修を熱望した。
とっさに康子が割って入った!
良男の隣に陣取り身体を密着させたのである。
少年は戸惑いさえせずに発言した。
「店長様はやはり男色趣味なのでございましょうか!?」
「・・いやあ、どうなんでしょうかねえ。」
額に汗を光らせながらそう言ってお茶を濁す。
康子の手がさっと良男の膝をいやらしく撫でた。
さりげないボディコミュニケーションなのだろうが・・・
その途端、良男が怒声をあげた!!!
「さわるのではなく、つねってくれたまえ!!!!!」
その瞬間、少年が良男と康子の間をすかさず遮った!
「挿入させていただきたいのでございます。」
・・サプライズな御開チンである。
場内の空気が凍りついた。
私も硬直し、まるで体毛の毛先に付着した霜の低い温度を感じているかのような緊張感に見舞われたのである・・・